「日本には"育てる"文化がある」RBL創業者ロヒト・バクシ氏に聞く、勝ち続ける組織のつくり方
インド発、そして今、日本発へ――。3x3バスケットボールの国際リーグ「Royal Basketball League(RBL)」を率いるロヒト・バクシ氏に、株式会社FitFounderがインタビューを行いました。 営業という土俵で成果を追い続ける私たちにとって、「勝ち続ける組織」をどう作るかは共通のテーマです。日本進出の背景から経営者としての哲学、日本企業とスポーツの新しい関係までお話を伺いました。

ロヒト・バクシ
目次
Q. 日本をRBLの拠点に選ばれた理由を教えてください
Rohito:私は長年、選手として、チーム責任者として、そしてリーグオーナーとして世界のバスケットボール市場を見てきました。その中で強く感じたのは、日本には「スポーツを育てる文化」が確かに存在しているということです。
日本には、競技そのものを大切にし、選手の成長を社会全体で支える土壌があります。
しかし現状、3x3 バスケットボールの選手が競技だけで生活できる環境はまだ整っていません。だからこそ、プロリーグとしての RBL を日本で立ち上げる決心をしました。
私のビジョンは明確です。
日本をアジア展開の中心拠点とし、ここからアジア全体の3x3市場を押し上げていくこと。そのための第一歩が、2026年の日本リーグです。
Q. リーグの運営体制について教えてください
Rohit: RBL(Royal Basketball League)には現在 12 チームが加盟しています。リーグ運営は、株式会社 UNIVA RBL と 株式会社UNIVA OAKホールディングス が共同で設立した合弁会社が担っています。
運営スタッフは約 50 名。 設営、SNS、営業、リーグ運営、クリエイティブ、配信、音響、そして JBA・FIBA との調整まで、プロリーグとして必要な機能をすべて内包しています。
選手としての経験、チーム責任者としての現場感覚、そして投資家としての視点を持つ私自身が、リーグ全体の方向性を統合しながら運営体制を構築しています。
Q. 成果を出し続けるために最も大切なマインドや、選手・メンバーの育成で大切にされていることを教えてください
Rohit: スポーツは勝つこともあれば負けることもある。 そして、負けたときにこそ最も多くの学びがあります。
相手は機械ではなく人間です。だからこそ、どうすれば勝てるのか、戦略を立て直すことができる。これはビジネスでも同じです。大事なのは、うまくいかなかったときにどう立て直すか。
そのための根性と継続力があるかどうか。
私は、スポーツを通してそのマインドを選手にもスタッフにも伝えたいと思っています。 「負けから学び、次の勝利をつくる力」こそが、RBLが育てたい人材像です。
Q. 日本とインドの両方で事業を展開される中で、両国の市場にはどのような違いや可能性を感じていますか
Rohit: 日本は成熟したスポーツ市場であり、品質・安全性・運営力が非常に高い。一方インドは、人口規模と若年層の多さから、爆発的な成長ポテンシャルを持つ市場です。
日本で「モデル」をつくり、インドで「スケール」をつくる。 この二つを掛け合わせることで、アジア全体のスポーツビジネスを新しいステージへ押し上げられると確信しています。
Q. 日本企業とスポーツが連携することで、どのような新しい価値が生まれるとお考えですか。
Rohit: スポーツは、企業が社会とつながる最も強力なプラットフォームです。 企業のブランド価値、社会貢献、若年層へのリーチ、地域活性化──これらを一度に実現できるのがスポーツの力です。
RBLは都市型スポーツとして、企業と街と人をつなぐ新しい接点をつくります。 企業とスポーツが共創することで、これまでにないコミュニティ価値が生まれる。それが日本での RBL の大きな可能性だと感じています。
Q. 5年後、10年後、RBLをどのようなリーグへと成長させていきたいとお考えですか。
Rohit: まずは日本を拠点としてリーグを確立すること。 そのうえで、インド、UAE、シンガポール、オーストラリアへ展開し、アジア全体をつなぐリーグをつくりたいと考えています。
私自身、選手として世界を渡り歩き、チーム責任者として組織を率い、リーグオーナーとして事業をつくってきました。その経験すべてを活かし、 「アジアのスポーツを変えるリーグ」 を本気で実現したいと思っています。
Q. FitFounderへ期待することがあれば教えてください。
ロヒト:FitFounderは営業をやられている組織ですし、晋太朗さんも若くしてこれだけの売上をつくり上げている。その営業の強さに期待しています。一つはスポンサーになってもらえる企業を紹介してもらうこと。
もう一つは、FitFounderさん自身にも継続してスポンサーになってもらえるように。この2つを、大きく育てていきたいですね
Rohit Bakshi(ロヒト・バクシ)
Royal Basketball League(RBL)創業者。インドで3x3バスケットボールリーグを立ち上げ、FIBA 3x3 World Tourをはじめ世界各国の大会に携わりながら、3x3の普及とリーグビジネスの確立に取り組んできた。現在は日本を新たな拠点とし、RBLをトップリーグとして育てている。
RBL 3x3 公式サイト ロイヤル‧バスケットボール‧リーグ(RBL)の公式サイト。3人制バスケットボール【3x3(スリー‧エックス‧スリー)】の新 www.3x3rbl.com