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昼間の在宅が増えた家庭のオール電化は要注意|電気代が上がる理由と対策

オール電化向けの料金プランは、深夜が安く昼間が高い設定が一般的です。在宅ワークなどで昼間に家にいる時間が増えると、電気代が思った以上に上がることがあります。その理由と、プランの見直しや太陽光の活用などの対策を整理しました。

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昼間の明るいリビングダイニングで、女性がノートパソコンで在宅ワークをしている。手前にIHクッキングヒーターが見える
目次

はじめに

在宅ワークが広がり、平日の昼間も家で過ごす人が増えました。オール電化の家庭では、この変化で「電気代が思ったより高くなった」と感じることがあります。

その原因は、オール電化向けの料金プランの仕組みにあります。このコラムでは、昼間に家にいる時間が増えると電気代が上がりやすい理由と、料金プランの見直しや太陽光の活用などの対策を整理します。

オール電化向けプランの仕組み

オール電化の住宅では、給湯も調理も冷暖房も、すべて電気でまかないます。こうした家庭向けの料金プランは、時間帯によって電気の単価が変わるものが一般的です。

  • 深夜:単価が安い
  • 昼間:単価が高い

この設定は、深夜の安い電気でエコキュートや電気温水器のお湯を沸かし、昼間はあまり電気を使わない暮らし方を前提にしています。家族が日中は仕事や学校で出かけている家庭では、電気の多くを安い深夜にまかなえるため、電気代を抑えやすくなります。

単価の差はどれくらいか

たとえば東京電力エナジーパートナーのオール電化向けプラン「スマートライフS」は、価格比較サイトの価格.comによると、次のような単価です(2024年4月からの料金、燃料費調整額と再エネ賦課金を含む)。

  • 午前1時〜午前6時:1kWhあたり27.86円
  • 午前6時〜翌午前1時:1kWhあたり35.76円

安いのは深夜の5時間だけで、昼間を含むそれ以外の19時間は、深夜より1kWhあたり約8円高い単価になっています。単価は燃料費調整額などによって変わるため、最新の金額は電力会社の公式情報で確認してください。

昼間の在宅で電気代が上がる理由

在宅ワークなどで昼間に家にいると、次のような電気の使い方が増えます。

  • エアコンで部屋を冷やしたり暖めたりする
  • パソコンや照明を長い時間使う
  • 昼食をIHクッキングヒーターや電子レンジで調理する

オール電化向けプランでは、これらの電気をすべて昼間の高い単価で買うことになります。深夜の安さを生かせる暮らし方から、昼間の高い電気を多く使う暮らし方に変わると、同じ量の電気を使っても電気代が上がりやすくなるのです。

対策1:料金プランを見直す

暮らし方が変わったら、まず料金プランが今の暮らしに合っているかを確認しましょう。

最近は、昼間の単価を安くしたプランも登場しています。たとえば中部電力ミライズの「昼とくプラン」は、昼間(10時〜17時)の単価を安く設定したプランで、公式ページによると、春・秋の昼間(デイタイム)の単価は1kWhあたり16.42円(税込)です。夕方以降(リビングタイム)は27.75円、夜間(ナイトタイム)は26.55円で、一般的なオール電化向けプランとは昼と夜の関係が逆になっています。夏・冬の平日も、昼間は18.50円、夕方以降は28.52円と、昼間が安い設定です。

ただし、このプランはエコキュート、蓄電池、電気自動車のいずれかを使っている家庭が対象で、契約後は原則として1年以上続ける必要があります。住んでいる地域の電力会社にどんなプランがあるかを調べ、昼間の使用量が増えた今の暮らしで比べてみることが大切です。

見直しの進め方

プランを比べるときは、次の順番で進めると判断しやすくなります。

  • 今の使い方を知る:検針票や電力会社のWebサービスで、月ごとの使用量を確認します。サービスによっては、時間帯ごとの使用量も確認できます
  • 昼間の割合をつかむ:在宅ワークを始める前と後で、昼間の使用量がどれだけ増えたかを見ます
  • 候補のプランで試算する:今の使用量と時間帯の割合を、候補のプランの単価に当てはめて、年間の電気代を比べます
  • 条件を確認する:契約の条件(対象の設備、最低の契約期間など)に合っているかを確認します

季節によって電気の使い方は大きく変わるため、1か月分だけでなく、1年分の使用量で比べることが大切です。

対策2:太陽光発電を活用する

昼間の電気代の対策として相性がよいのが、太陽光発電です。太陽光は昼間に発電するため、在宅中に使う電気を自宅でまかなえます。昼間の高い電気を買う量が減るので、昼間に家にいる時間が長い家庭ほど、太陽光の効果を実感しやすくなります。

太陽光でつくった電気を売るより自分で使うほうが得になりやすい背景は、GX LAB の「“売る”より“使う”へ。自家消費という発想転換」で解説しています。

対策3:電気を使う時間を工夫する

プランを変えられない場合でも、電気を使う時間を工夫することで、電気代を抑えられることがあります。

  • 洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機は、タイマーで深夜に動かす
  • エコキュートの沸き上げは、安い時間帯に設定されているか確認する
  • 昼間のエアコンは、設定温度やカーテンで効率よく使う

おわりに

昼間の在宅が増えた家庭のオール電化のポイントをまとめます。

  • オール電化向けプランは、深夜が安く昼間が高いのが一般的
  • 在宅ワークなどで昼間の電気が増えると、高い単価で買う量が増えて電気代が上がりやすい
  • 昼間が安いプランも登場しているため、今の暮らしに合わせてプランを見直す
  • 太陽光発電があれば、昼間の電気を自宅でまかなえる

※ 本記事は編集部が投稿した当時の情報に基づきます。料金プランの内容・単価は電力会社や時期によって異なるため、必ず各社の公式情報をご確認ください。

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