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コラム

2026年の家庭用蓄電池、相場はいくら?容量別の価格の目安

家庭用蓄電池の価格は、平均的な容量12.25kWhで工事費込み約210万円が目安です。3,000件超の契約データをもとに、容量帯別の相場、全負荷型と特定負荷型の違い、見積もりを見るときのポイントを整理しました。

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容量の異なる家庭用蓄電池を比較し、担当者の説明を受ける家族
目次

はじめに

「蓄電池を付けたいけれど、いくらかかるのか分からない」。蓄電池を検討し始めた方が最初に悩むのが価格です。

蓄電池の価格は、容量や種類、工事の内容によって大きく変わります。このコラムでは、太陽光・蓄電池の見積もりサイトを運営するソーラーパートナーズが公表している契約データをもとに、2026年時点で参考にできる家庭用蓄電池の相場を整理します。

平均は12.25kWhで約210万円

ソーラーパートナーズの調査によると、2025年の1年間に同社を通じて蓄電池を導入した3,094人の平均は次のとおりです。

  • 平均の容量:12.25kWh
  • 平均の価格:210.1万円(本体と工事費の合計、税込)
  • 1kWhあたりの価格:17.2万円

このデータは2026年5月に更新されたもので、2026年に蓄電池を検討する際の目安になります。ただし、1社を通じた契約の平均であり、市場全体の平均とは異なる可能性がある点には注意してください。

容量は年々大きくなっている

同じ調査の過去のデータを見ると、平均の容量は2023年が10.09kWh、2024年が11.79kWh、2025年が12.25kWhと、年々大きくなっています。平均の価格は2023年の183.2万円から、2024年は214.2万円、2025年は210.1万円と推移しています。

平均の価格を平均の容量で割って1kWhあたりの価格を出すと、2023年と2024年はどちらも約18.2万円、2025年は約17.2万円です(編集部で計算)。容量が大きくなる一方で、容量あたりの価格は下がってきていることが分かります。

容量帯別の価格の目安

容量ごとの平均価格は次のとおりです(本体と工事費の合計、税込)。

  • 9〜10kWh:平均195.7万円
  • 12〜13kWh:平均205.0万円
  • 14〜15kWh:平均236.5万円
  • 16〜17kWh:平均259.3万円

同じ容量帯でも、製品やメーカー、工事の条件によって価格には幅があります。たとえば12〜13kWhの全負荷型では、165万円から293万円まで開きがあります。

全負荷型と特定負荷型の違い

蓄電池には、停電したときに家全体に電気を送れる「全負荷型」と、あらかじめ決めた一部の部屋やコンセントだけに電気を送る「特定負荷型」があります。

  • 全負荷型:停電中も家中の電気が使える。価格は高め
  • 特定負荷型:使える範囲は限られるが、価格は抑えられる

同じ容量帯で比べると、全負荷型のほうが特定負荷型より高くなります。たとえば9〜10kWhでは、全負荷型が155万〜270万円、特定負荷型が150万〜242万円です。ソーラーパートナーズの調査では、全負荷型が需要の約9割を占めています。

停電のときにどこまで電気を使いたいかによって、どちらを選ぶべきかが変わります。冷蔵庫と照明だけで十分なら特定負荷型、エアコンやIHも使いたいなら全負荷型が候補になります。

見積もりを見るときのポイント

相場を知ったうえで見積もりを比べるときは、次の点を確認しましょう。

  • 総額だけでなく1kWhあたりの価格を見る:容量が違う製品は、総額では比べられません。総額を容量で割った単価で比べると、割高かどうかが分かりやすくなります
  • 工事費が含まれているか:本体価格だけの見積もりと、工事費込みの見積もりを比べないよう注意しましょう
  • 全負荷型か特定負荷型か:同じ容量でも価格が変わるため、種類をそろえて比べます
  • 補助金を使う場合の条件:補助金によっては価格の上限が決められていることがあります

補助金の価格の上限は、見落としやすいポイントです。たとえば国の家庭用蓄電池の補助金(DR補助金)では、2026年度(令和7年度補正)の公募要領で、本体と工事費・据付費の合計が容量1kWhあたり12.5万円(税抜)以下であることが条件でした。平均の17.2万円(税込)は、税抜に直すと約15.6万円で、この条件を上回ります。補助金を使うつもりなら、相場より安く導入できるかどうかも大切になります。なお、2026年度のDR補助金は、2026年5月29日に予算に達して受付を終えています。

蓄電池は、昼間に太陽光でつくった電気をためて夜に使うことで効果を発揮します。売電と自家消費のどちらが得かという考え方は、GX LAB の「“売る”より“使う”へ。自家消費という発想転換」でも解説しています。

おわりに

2026年に蓄電池を検討する際の相場は、次のように整理できます。

  • 平均的な容量は12.25kWhで、価格は工事費込みで約210万円
  • 容量あたりの価格は17.2万円/kWhで、年々下がる傾向にある
  • 容量が大きいほど、また全負荷型のほうが価格は高くなる
  • 見積もりは、1kWhあたりの価格と種類をそろえて比べる

価格は地域や住宅の条件でも変わります。複数の見積もりを取り、相場と比べて判断することをおすすめします。


※ 本記事は2026年9月時点で公表されている調査データに基づきます。価格は製品・地域・工事内容によって異なります。

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